FXの注文方法を覚えよう!トレードスタイルに合わせて選ぶと効率アップ

  • 22/11/2022
  • FX
迷う

FXのトレードには様々な手法がありますが、全部を覚えるのは難しいですよね。
注文方法にもたくさんの種類があり、トレードのスタイルによって使い分けることが効果的です。
しかし、初心者は注文方法においてはあまり冒険しないかもしれません。
とりあえず一般的な「成行注文」や「指値注文」でトレードしているという人も多いのではないでしょうか。
でも、それではいつまで経っても成長できませんよね。
今回は、FXにはどんな注文方法が可能なのか知り、どんな時に選べば効率よく稼げるのかを学んでいきましょう。

これが分からないとマズイ!?一般的な注文方法を覚えよう

まずは、よく使われている注文方法を勉強しましょう。
基本的なものなので、これからFXをやりたいという人も知っておくことをおすすめします。

成行注文

その時のレートで注文を出す方法です。
例えば
「100ドル買う」
「100ドル売る」
というように、数量だけを指定します。
注文を出したタイミングで金額が確定するので、現在のレートだけを見ていればOKです。
また、必ず約定されるため初心者にとっても分かりやすい注文方法でしょう。

指値注文

あらかじめレートを指定して、数量とともに注文する方法です。
例えば
「1ドルが100円になったら100ドル買う」
「1ドルが105円になったら100ドル売る」
という注文を出します。
基本的には安い時に買い、高くなったら売れば利益になりますよね。
この注文方法ならチャートに張り付いていなくても、希望するレートで注文することができます。
ただし、指定したレートになるまでは約定されません。
いつまでも買えない、売れないということもあるので注意が必要です。

逆指値注文

指値注文とは反対のパターンを想定して使う注文です。
この方法だけでトレードするというよりは、損切りラインの設定として使うことが多いでしょう。
例えば、「1ドルが105円以上になったら買う」というのは、「1ドルが100円の時に買いたいけど、それ以上高くなったら買えなくなるから105円でも買えるようにしておこう」という対策です。
また、「1ドルが99円以下になったら売る」というのは、「本当は1ドルが100円の時に売りたいけど、もっと下がったら売れないから99円になったら売れるようにしておこう」ということですね。
損失がこれ以上大きくなったら困るという時に有効な方法です。

OCO注文

指値注文と逆指値注文を合わせて注文する方法です。
例えば、1ドル100円だったものを
「1ドル105円で売る」
「1ドル99円で売る」
という2つの注文を同時に出すことがあります。
この注文方法の場合、先に条件を満たした注文が成立すればもう一方は無効となります。
「1ドル105円で売る」が成立したら、100円のものが105円になったので利益が発生しますよね。
「1ドル99円で売る」が成立した場合は、100円のものが99円になったので損失が発生します。
「だったら利益が出る注文だけでいいじゃないか」と考える人がいるかもしれませんが、FXは利益を追い求めるよりも損失を抑えることが重要です。
OCO注文は勝てば含み損をゲットできて、負けても含み損を最小限に抑えられるリスクヘッジに最適な手法だと言えます。

IFD注文

新規注文と決済注文を同時に出す方法です。
例えば
「1ドル100円で買えたら、105円になった時に売る」
「1ドル100円で売ったら、99円になった時に買い戻す」
というものがあります。
これはある程度レートがこう動くという予想を立てられるときに使われ、自分の思い描いたシナリオ通りに相場が動けば利益になるでしょう。
この方法で出される新規注文と決済注文には、指値注文か逆指値注文を指定します。
つまり、次の4つ全てがIFD注文です。

・指値注文で新規注文し、指値注文で決済する
・指値注文で新規注文し、逆指値注文で決済する
・逆指値注文で新規注文し、指値注文で決済する
・逆指値注文で新規注文し、逆指値注文で決済する

新規注文が約定すると、決済注文も有効となります。
ただし、新規注文の条件が達成されなければ、新規注文も決済注文も自動的に無効となります。
少し難しいですよね(^_^;)
実際は、初心者でIFD注文をしている人はあまり見かけません。
こういう注文方法もあるんだな~と思っているだけでもOKですよ♪

IFO注文

新規注文と決済注文を同時に出す方法ですが、IFD注文と違うのは決済注文に指値注文と逆指値注文の2つを指定できることです。
例えば、「1ドル100円の時に買う」という新規注文を出します。
それと同時に、
「1ドル105円になったら売る」
「1ドル99円になったら売る」
という2つの決済条件も指定するのがIFD注文です。
つまり、1回の注文で3つの条件を指定できるということですね。
ただし、新規注文の条件が達成されなければ、決済の注文はどちらも無効となります。
シナリオ通りにいけば計画的なトレードができるようになりますが、初心者には難しいかもしれません。

選ぶ

どの注文方法を選べばいいの?トレードスタイルで変えよう

短期トレードなのか、長期トレードなのかによって効果的な注文方法が異なります。
自分のトレードスタイルに合わせた注文方法を選びましょう。

超短期トレード「スキャルピング」におすすめ

数分間から1時間までのスキャルピングトレードをするなら、成行注文が良いでしょう。
決済も成行注文でOKです。
短時間のレートでトレードするため、入力が簡単で反射的に動ける成行注文がベストだと思います。
しかし、レートが急に変わったタイミングでは大きく損することも。
数字を見てすぐに理解し、適切な判断ができる人でないと危険かもしれません。
損切りラインも設定できないので、大失敗すると大変なことになります。

「デイトレード」「スイングトレード」におすすめ

数時間から1日間までのデイトレード、数日から1ヶ月程度のスイングトレードには成行注文で新規と逆指値注文で決済するのが有効です。
とりあえず「ここだ!」という時のレートで注文し、「もし予想に反したらここで手を打とう」という損切りラインを設定しておきます。
「どれくらいの利益で決済するかは分からないけど、損失はこれくらいに抑えたい」という時にも使うと良いでしょう。

FX中級者、上級者におすすめ

トレーダーの多くは、計画的な注文方法を選んでいます。
最も多く使われているのが成行注文で新規注文し、OCO注文で決済する方法です。
利確と損切りのラインを決めておけば、あとは自動的に決済まで完了します。
初心者のうちは、1つの注文が決済されるまでずっと見張っていることが多いかもしれませんが、多くの注文を同時に出すようになるとそうはいきませんよね。
計画的にエントリーし、相場がどう動くか予想した上で、トレードのプランを練ることが大切です。
初心者もOCO注文くらいはできるようにしておきましょう。

初心者が始めるなら・・・まずは基本的な注文をしてみよう

「トレードスタイルに合わせた注文方法を・・・と言われても、まだそこから決まってない(>_<)」という人がいるかもしれません。
自分の性格にはどんなトレードが良いか、なかなか分かりませんよね。
そういう場合は、まずは成行注文と指値注文の2つから始めてみるのがおすすめです。
成行注文では、今のレートが買う・売るのに相応しいのか判断する練習になります。
指値注文では、指定した金額で約定される確率はどれくらいなのか体感することができるでしょう。
基本的な注文に慣れてから、高度な注文方法を勉強していくのが良いと思います。

 

FXの注文方法について、覚えましたか?
用語が分からないと不安になりますが、勉強してみると意外と「やってみようかな♪」と思うのではないでしょうか。
焦らず、ゆっくり学んでいきましょうね!(^^)!

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