FX投資をしている人のなかには、仮想通貨を持っている人がいるかもしれません。
私が使っているAroon（アルーン）口座も、仮想通貨のビットコインで入出金することになっています。
最近は、FXのトレード自体もビットコインで取引している人がいるとか。
今回は、仮想通貨でFXをするってどうなのかな？ということを調べていきたいと思います。
「ビットコインFX」ってなんだ？
FXは2種類の法定通貨を売買する投資方法です。
これまで私が解説してきたのは、ドルや円、ユーロなどの各国の法定通貨でしたよね。
しかし実は、仮想通貨でもFXのようなことが可能です。
FXのトレードを仮想通貨のビットコインで行う方法を「ビットコインFX」といいます。
法定通貨の時と同じく、レートによって生じる売買時の差額が利益となるでしょう。
仮想通貨って何？
仮想通貨が何か分からない人もいるかな？
仮想通貨とは、ネット上で取引できる仮想現実のお金のことです。
令和2年の資金決済法改正からは、「暗号資産」が正式名称となっていますが・・・。
私はずっと仮想通貨で勉強してきたし、ネットやSNSでも仮想通貨って言っている人の方が多い気がします。
なので、このブログではこれからも「仮想通貨」で通していきますね♪
仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、リップルなど、たくさんの種類があります。
こうしている間にも新しい通貨が生まれているほど、今なお進行中の技術です。
ビットコインは一番初めに生まれた通貨であり、時価総額は現在1位を独走しています。
ビットコインでFXをするってどういう感じ？
仮想通貨でFXをするといっても、通常のFXトレードとそう変わりません。
扱っているのが法定通貨ではなく仮想通貨であるという点を除いては、FXと全く同じですね。
例えば「1ビットコイン（BTC）＝1万円」の時に1BTC購入し、価格が「1BTC＝2万円」になった時に売れば1万円の儲けが出ます。
逆に「1BTC＝5000円」に下落すれば、5000円の損失です。
この時のトレードを通貨ペアで表せば、「BTC/JPY」となります。
通常のFXと同じなので、ビットコインを扱うからといって難しく考える必要はないでしょう。
トレードの結果についても、
「安い時に買って、高い時に売れば利益」
「高い時に空売りして、安い時に買い戻せば利益」
という基本は変わりません。
レバレッジもかけられる！
FXでは、レバレッジをかけることによって資金力を増やせます。
ビットコインFXでも同じで、レバレッジをかければ証拠金より大きな取引が可能です。
ただし、法定通貨のFXとは違ってレバレッジの倍率が小さくなります。
通常のFXは、国内でも25倍、海外では数百倍のレバレッジが可能ですよね。
ビットコインの場合は最大でも2倍までしかレバレッジをかけられません。
例えば証拠金が1万円だったら、レバレッジを目いっぱいかけたとしても2万円にしかならないということですね。
でもまあ、仮想通貨の相場は乱高下するものなので、そっちの方が安心かも。
大きな取引をしても、大暴落したら元も子もありませんからね。
違うところはある？
通常のFXとほぼ同じ仕組みになっているビットコインFXですが、異なるところもあります。
・取引時間
法定通貨のFXは基本的に平日しか取引できません。
しかし仮想通貨の場合は実店舗の取引所があるわけではないため、365日いつでも取引可能です。
仮想通貨取引所からの入出金にはお休みもありますが、トレード自体は土日でもお正月でもできるので便利ですよね。
・税金
FXで稼いだ利益と、ビットコインFXで稼いだ利益では課税区分が異なります。
国内FXの場合は申告分離課税になり、雑所得の「先物取引に係る雑所得」に分類されます。
それではビットコインFXの場合はどうなるかというと、「総合課税」が適用されます。
これは給与所得など、投資に限らず全ての所得も合算して納税額を決めるという方法です。
ちなみに、海外FXでも同じく全ての所得を合算しますが、厳密には累進課税になります。
税金の計算が微妙に違うので、申告前にしっかり調べておきましょう。
自動売買はどうなる？
FXで自動売買を利用している人もいますが、ビットコインFXでも自動売買システムが使えます。
「QUOREA」や「Zaif」という会社では、ビットコインFX用の自動売買サービスを展開しているそうです。
興味がある人は調べてみてくださいね。
仮想通貨は相場が読みにくく、急な上昇・下落もあり得るので自動売買システムがどれほど機能するかは分かりませんが・・・。
知識のない全くの初心者よりは有効なトレードになるかもしれません。
ビットコインFXの方が稼げるってホント？
仮想通貨は価格の変動が激しい性質を持っています。
つまり「ボラティリティ」が大きいということですね。
当たれば大儲け、負ければ大損害になる世界です。
ただ、法定通貨ではほとんど相場の変動がないため、「つまらない」という意見も・・・。
一喜一憂したい、むしろスリルを味わい人はビットコインFXもおすすめなのかな？と思います。
もちろん自己責任で、大誤算でも笑っていられるくらいの度胸と資金力が必要ですよ！
ハッキングのリスクも！
まだ生まれたばかりの仮想通貨は、セキュリティ面で心配があります。
これまでに仮想通貨取引所がハッキングされたり、証券会社から仮想通貨が盗まれたりしたこともありました。
法定通貨が銀行から盗み出されれば大問題、警察も動きますよね。
しかし仮想通貨の場合は、警察に相談しても「仮想通貨って何ですかね・・・？(@_@)」と言われかねない状態。
そもそも仮想通貨自体がネット上にしかないものなので、常にハッキングのリスクと隣り合わせです。
メタマスクを怪しいサイトに繋いだり、間違って不明なURLを踏んでしまったりするだけで資金が奪われる可能性があります。
パソコンに「そろそろウイルス対策ソフト入れてください」というメッセージが出ているような人は、ビットコインFXはおすすめできません。
初心者はどっちが良い？
私は、ボラティリティが大きすぎるビットコインFXは初心者にとって危険だと思います。
法定通貨は値動きがあまりないかもしれないけど、かける金額によっていくらでも大きな取引が可能です。
レバレッジもあるし、自分の資金力や能力に合わせて少しずつレベルアップすることができるでしょう。
しかし仮想通貨の場合は、急に値上がり・値下がりする可能性があります。
初心者が仮想通貨の相場を読みつつ、基本的なFXトレードの手法を実践していくのは難しすぎるのではないでしょうか。
法定通貨は長い歴史があるため、相場も読みやすいです。
初心者は無理をせず、まずは通常のFXで経験を積んでいきましょう。
Aroon（アルーン）はビットコインFXができる？
結論から言うと、Aroon（アルーン）のFX口座も、Aroon（アルーン）の自動売買「Prime Trader」もビットコインFXには対応していません。
取引できるのは法定通貨のペアであり、自動売買でもビットコインのFXに関するシステムはないようです。
しかし入出金に関しては、ビットコインが採用されています。
Aroon（アルーン）の口座に入金するにはビットコインを使い、出金する際もビットコインで払い出されます。
これは即座に入出金するためのシステムであり、ユーザーの利便性を考えてのことだそうです。
ただ、リアルなお金をビットコインに換えたり、現金として出金したりするには多少手間がかかります。
日本円可能、というところよりは不便に感じるかもしれませんね。
しかし、ビットコインは持っているだけで値上がりによる利益が発生する可能性があります。
Aroon（アルーン）口座の場合、FXの資金としてビットコインを保管しているだけで価値があるでしょう。
ビットコイン自体のトレードができなくても、私はAroon（アルーン）口座を使う意味があると思います。
仮想通貨でもFXができるなんて知りませんでした！
ビットコインで入出金するAroon（アルーン）口座なら、そのうちトレードも可能になるかも？
今はとにかくなるべく資金を減らさないように頑張ります(*^^*)