メンタルが弱いとFXはできない!?メンタル管理が必要な理由とは

  • 22/11/2022
  • FX

FXをする時に必要なことは、なんでしょうか。
トレードがミスなくできることやチャートを正しく読むことは基本ですよね。
さらに理論に基づいた手法をすること、相場やトレードの結果を分析することも大切です。
資金管理も忘れてはいけない重要なポイントでしょう。
しかし、多くの人が後回しにしていることがあります。
それは「メンタルの管理」です。
実は私も、最近まで「別にそこまで重要なことではないかな」と思っていました(^_^;)
私のように「特にメンタルが弱いというわけでもないし、大丈夫だろう」と考える人も多いと思います。
ポジティブな人は、メンタルを意識する必要はないのでしょうか・・・?
今回は、FXとメンタルの関係を調べてみましょう。

メンタルが弱いってどういうこと?FXの場合

マイナスなことばかり考えたり、不安・心配を抱えがちだったりする人を「ネガティブな人」と言いますよね。
すぐに落ち込む、いちいち怒り、いちいち泣く人を「メンタルが弱い」と言うこともあります。
精神的に打たれ弱いってことですね。
FXでも、トレードでミスしたり、思うような結果が出なかったりすると大きなショックを受けてしまう人がいます。
ポジティブな人だったら「しょうがない!次があるさ!」と思えるようなことでも、ネガティブな人には取り返しのつかない失敗になってしまうのでしょう。
FXに限らず、一度大きなストレスを感じると「もう二度とあんな思いはごめんだ」と思いますよね。
FXにおいては、この気持ちがトレードの仕方に大きな影響を与えることがあります。

メンタルが弱いトレーダーの特徴とは

FXでメンタル管理をするべき理由を考える前に、ネガティブだったり、メンタルが弱かったりする人がやりがちなトレードを見てみましょう。

損切りを先延ばしにする

「このままだと負けるな」と思った時、損切りすればそれ以上の被害が防げるかもしれません。
一度負けは決まってしまいますが、「またそこから立て直せば良い」というのがポジティブな人の考え方です。
しかし、ネガティブな人や気が小さい人は損切りに踏み切れないことがあります。
「ここで損切りしたら、大損失だ・・・」という不安から決断を先延ばしにしてしまうのでしょう。
また、「負けを認めたくない」という頑固な人もいるかもしれませんね。
しかし損失が決定的な場合、早めに損切りすることが一番の対策です。

早めに利確してしまう

まだ確定していないが、このまま行けば利益になるというものを「含み益」といいます。
含み益が十分に膨らむまで待って利確(決済して利益を確定させる)するのが基本です。
しかし、メンタルが弱い人は「少なくても良いから勝ちで終わらせたい」と考えてしまうでしょう。
そのため、毎回早めに利確してしまうのです。
この行動を「チキン利確」ということもあります。
確かに、「FXは少しずつコツコツ利益を積み上げるのが基本だ」と私もお話ししてきました。
しかし、どんな時でも早めに利確すれば良いというわけではありません。
しっかり相場を見極めれば、適切な利確タイミングが掴めるはずです。

メンタルが弱い・・・何が悪いの?

損切りを先延ばしにする、チキン利確をするという人のなかには「そういうトレードの何が悪いの!?」と反論したくなる人がいるかもしれませんね。
ほとんど負けている局面でも、

「もしかしたら相場が逆転して、奇跡的に利益が生まれるかも!」
「もう少し待っていれば、何か良い策が思いつくかも・・・」

という人がいます。
チキン利確する人の言い分としては、

「どんなに少なくても、利益になるんだから良いじゃない」
「タイミングを逃して負けてしまうよりは良いでしょ?」

というものがあるでしょう。
しかし、決断が遅すぎる・早すぎることは良い手法ではありません。
損切りを遅らせるほど損失が膨らみ続け、最悪の場合「強制ロスカット」もあり得ます。
利確を早めれば、どんなに良い手法を使っても稼げません。
結果的に「FXで稼ぐよりバイトでも行った方が良いか」ということになってしまうでしょう。
また、遅すぎる損切りと早すぎる利確はセットになっていることが多いそうです。
損切りタイミングを遅らせがちな人は、チキン利確をしやすい傾向にあります。
つまり「損失が大きく、利益が小さい」というスタイルになってしまうのです。
FXは「損小利大」、「損失はできるだけ小さく、利益はできるだけ大きく」が基本ですよね。
メンタルが弱いと、この基本に逆行する判断をしやすいでしょう。

なんで今!?「ポジポジ病」とは!?

メンタルが弱いトレーダーが掛かりやすい病気があるって知っていますか?
その名も「ポジポジ病」。
といっても、熱が出るとか発疹が出るリアルな疾患ではありませんが(笑)
これは常にポジションを保有していたくなる精神状態を表す俗語です。
普通FXでは、相場や政治・経済の状況からトレードの計画を立てます。
トレードするチャンスが来たタイミングで、ポジションを保有するのが基本ですよね。
しかし、ポジポジ病になっている人は、計画的なFX、タイミングを見計らったトレードができません。
手当たり次第にポジションを保有するため、分析しきれなくなってしまうこともあるでしょう。
特にポジポジ病が発症しやすいのは、トレードで負けた後が多いそうです。
失敗した事実から目を背けたくて、とにかく新たなポジションを保有したくなるのかもしれません。

メンタルトレーニングはできる?初心者の場合

メンタルが弱ければ、FXをしてはいけないのでしょうか。
世界中のFXトレーダーが、全員強靭な精神力を持っているわけではありません。
落ち込みやすい人、心配性の人、怒りっぽい人、様々でしょう。
しかし、結果を残しているトレーダーはメンタル管理ができています。
初心者においても、メンタル管理は必ずしなければならないことです。
「ポジティブな考え方ができるようになる」というよりは、「ネガティブになりすぎないためにはどうしたら良いか」を考えてみましょう。
初心者がメンタルトレーニングをすれば、もともと精神的に弱い人でも感情をコントロールできるようになります。

どんなトレーニングが必要?メンタル管理は何をするの?

メンタルを鍛えるにはどうしたら良いのでしょうか。
彼氏に聞いてみたら、「滝修行をする」とか、「痛みに耐える訓練をする」とか、「ドッキリに引っかかっても驚かない」とか言っていました(^_^;)
もちろん、FXで必要なのはそんなことではありません(笑)
まずは、トレードルールを設けることです。
その時の感情に任せたトレードではなく、あらかじめ決めておいたルールの中で注文・決済をしましょう。
具体的には、損切りラインや利確ラインを決めておくことですね。
また、失敗を受け入れるトレーニングも有効です。
どんなに優秀なトレーダーでも、負ける時は負けます。
メンタル管理ができるということは、失敗に影響を受けない冷静な判断ができることです。
反対に勝っている時でも、大胆すぎる判断をしないように気を付けましょう。

それでも心配な人は・・・とにかく検証!分析!

メンタルトレーニングをしても、毎日不安でいっぱいというトレーダーがいるかもしれません。
しかしそれは悪いことではないと思います。
むしろ、常に緊張感を持つことでルールを守り、冷静な判断ができるようになるでしょう。
それでもチキン利確をしてしまう人は、結果を検証する癖をつけると良いですね。
どんな手法だったのか振り返り、なぜこうなったか分析すれば、必ず次に活かせます。

 

初心者は覚えることがたくさんありますが、メンタル管理も忘れてはいけません。
慣れてきて緊張感がなくなったという時にも、ぜひメンタルについて考えてみてくださいね。

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