最近、家にいながらお金を稼ぐことのできる仕事を探す人が増えましたよね。
通勤時間が長かったり、働きながら子どもを育てたりしていると、わざわざ会社に出向いて仕事をするのが効率的でないなと思うことがあります。
投資は個人でも多くの金額を稼ぐことができ、実際にお金を手に入れるまで時間がかかりません。
FXの他に株も在宅でできる仕事、投資として人気ですが、初心者にはどちらが合っているのでしょうか。
今回は、投資を始めようと思っている人に、FXと株式、どちらがおすすめなのか解説していきましょう。
FXと株の違いは？特徴をおさらい！
投資には色々種類がありますが、今回はFXと株の2つについてまとめてみました。
それぞれ似ているところと違っているところがあるので見ていきましょう。
FX
FXは、「外国為替取引」のことで、円やドルなど、それぞれの国の通貨を売買し、そのレートの差で利益を得ようとするものです。
できるだけ安い値段で通貨を買い、できるだけ高い値段の時に売れば、より多くの利益になります。。
例えば1ドル＝100円の時にドルを購入し、105円になった時に売却すれば5円の儲けになりますよね。
通貨の価値はその国の政治・経済の状況で変わるので、FXをする人は国の情勢についての知識や、最新の情報を手に入れる能力が必要です。
株
企業が資金を集めるために、「株券」という証書を発行します。
これを投資家が売買することによって利益を得たり、企業からの配当金や株主優待などを受け取ったりしています。
株の値段も日々変動し、企業の業績が上がれば価値も高まります。
安いうちに買った株を、値上がりした時に売れば利益を得ることになりますね。
その企業の株価がどう動くか、経済全体の状況も含めて判断する必要があります。
FXと株、それぞれのメリットは？
FXと株には、それぞれメリットがあります。
あなたにはどちらが魅力的でしょうか？
【FXのメリット】
・「価値がなくなった・・・」ということはほぼない
FXは国の通貨を売買するので、価値が0円になる可能性は限りなく低いでしょう。
株は企業が倒産すれば株券の価値はなくなり、紙切れ同然になってしまいます。
FXは国が破綻しない限りそんなことはありません。
相場によって値下がりがあっても、まだチャンスがあるというのがFXのメリットです。
・少額でも始められる
FXは、レバレッジをかければ、資金が少なくても大きな取引ができます。
少しの資金でも始められるのは、初心者にとっても嬉しいですよね。
例えば、1ドル＝100円の時、10,000ドル手に入れるためには100万円が必要となりますが、25倍のレバレッジをかけると4万円で10,000ドルを買うことができます。
国内なら25倍までですが、海外口座なら1000倍のレバレッジをかけられる場合もあります。
ただし、レバレッジが大きくなればなるほど、負けた時のダメージも強くなるので注意が必要です。
・平日の24時間はトレード可能
FXは、平日であれば24時間取引できるため、副業にもおすすめです。
昼間は会社で働き、帰宅後にFXで稼ぐこともできるので、今の生活スタイルを大きく変えなくても始められます。
FXは17時くらいからレートが本格的に動き出すため、会社員が帰宅後にトレードするのにもぴったりです。
【株のメリット】
・企業の応援ができる
株は、売買で儲けるだけでなく、その企業の発展に貢献する意味もあります。
例えば、新しい技術やアイディアを持っているのに、資金が足りないために事業展開できない会社があります。
こうした企業を支援するために、投資家は株を買います。
自分が応援した企業が大きな企業に成長したら、嬉しいですよね。
・配当金や優待が受けられる！
株券を持っていると、配当金を受け取ることができます。
配当金とは、投資額に応じて企業から支払われるものです。
多くの企業では年2回、投資家に対して配当金を支払っています。
また、株券を持っている人にその企業の商品が贈られたり、エステサービスなどのチケットがもらえたりする優待特典が用意されていることも。
例えば有名なテーマパークを運営する企業では、株主になるとそのテーマパークのチケットを年2回も受け取れるので、長年人気の投資先になっています。
ただし、配当金や株主優待は必ずもらえるものでなく、企業の業績によっては受け取れなかったり、内容が変わったりするので覚えておいてくださいね。
FXと株、それぞれのデメリットは？
FXと株、どちらにも魅力的なメリットがありました。
それでは、それぞれのデメリットはどうでしょうか？
【FXのデメリット】
・チャートを見るのが大変！
FXは通貨の相場を見て取引するものなので、刻一刻と変動する数字に張り付いている必要があります。
長期トレードであれば、時間に余裕もありますが、初心者におすすめの短期トレードだと1秒を争うような取引が続き、その分ストレスも大きいでしょう。
・外国の情勢に詳しくなる必要がある
FXは日本国内だけでなく、海外の国についての知識や政治・経済についての理解も必要です。
毎日世界のニュースについて注目し、場合によってはニュースにすらならない海外の情報を得なくてはいけません。
数字に強いだけでは足りず、海外に関しての興味や理解が求められます。
【株のデメリット】
・会社破綻のリスク
株を購入した後に、投資した企業が倒産することもあります。
持っている株券はただの紙切れとなり、どれだけお金をかけていても取り返すことはできません。
「今は小さくても、いずれ発展して大きくなる」と見込んだ企業がそのまま倒産する可能性もあり、安い株だからといって手を出すと大変なことになります。
反対に、大企業だから倒産しないというわけでもありません。
どんな企業にも倒産するリスクがあるということを忘れてはいけませんね。
・始めるのにお金がかかる！
FXと同じで、株も持っている資金以上の取引をすることができます。
株は、現金や証券を担保にしてお金を借りる「信用取引」が可能です。
ただ、FXのレバレッジが国内でも25倍までなのに対し、株の信用取引は資金の3.3倍までしかできません。
銘柄によって1000円くらいで買える株もありますが、数が限られています。
そのため、株を始めるには10万円は必要だと言われており、資金力がない人にはハードルが高いかもしれません。
・朝9～15時までしかできない
株は、取引証券所が稼働している9～15時の間にしか取引ができません。
FXと違って、会社勤めの人が帰宅後に取引するのは無理ですよね。
株取引が行えるのは日中の最も忙しい時間帯なので、家事や育児をしながらというのも難しいでしょう。
初心者はFXがおすすめ♪少額から始めてみよう
FXも株もメリット・デメリットそれぞれありましたが、初心者にはFXの方がやりやすいと思います。
サラリーマンが副業として始めるにも、FXの方が無理のないスケジュールになりそうですね。
また、持っている通貨の価値がなくなるということがFXにはほとんど起こらないので、失敗したとしても盛り返すチャンスがあります。
知識・分析については難しい面もありますが、トレードを重ねていくうちに感覚が掴めるようになるでしょう。
少額から始められるのも大きなメリットですね。
株のように最初から大きな金額を用意する必要もないので、主婦や学生でもお小遣いの範囲でできます。
FXも株も資金の管理や取引に対する慎重さが必要です。
どちらを選んだとしても、損失が出てしまった時に自分の生活基盤が崩れてしまうような無理な取引をしないように注意しましょうね。