「スイングトレード」ってなに?副業にもおすすめ!

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FXには短期の値動きから利益を出すトレードと、長期的な値動きを狙って利益を出すトレードがあります。
短期のトレードでは「スキャルピングトレード」や「デイトレード」がありますが、長期のものは「スイングトレード」や「ポジショントレード」と呼ばれるトレードがあります。
今回は長期トレードの1つである「スイングトレード」について解説していきましょう。

スイングトレードとは?

長くても1日までの値動きを見てトレードするのが短期トレードですが、これ以上の期間の値動きを使うものは長期のトレードに分類されます。
数日から1ヶ月程度の値動きからトレードすることを「スイングトレード」といい、数円から数十円の値動きによって利益を狙います。
デイトレードよりも大きなスパンで値動きをチェックすることになるので、政治や経済の動向にも注視する必要があります。
毎日ニュースをチェックしたり、社会情勢に詳しかったりする人は向いているかもしれませんね。

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スイングトレードのメリットとは?

スイングトレードをおすすめするポイントは3つあります。
ただし、FXをする人の性格やトレードができる時間帯の違いによっては合わない人もいるので、自分と照らし合わせて冷静に判断してくださいね。

時間がなくてもできる!予約注文で決済まで簡単

スイングトレードはデイトレードと違い、常にチャートを見張っている必要がありません。
スイングトレードはポジションの新規保有と、そのポジションが決済されるタイミングを同時に指定する「IFO注文」が一般的です。
この注文方法なら売買を予約しておけるので、極端な話ほったらかしでも良いということですね。
こまめにチャートを見る必要があるデイトレードよりも時間に余裕ができ、副業としてFXをする人にはおすすめの方法です。

スプレッドを考えなくてもOK!通貨ペアに迷わない

スイングトレードは、長期的な値動きによって得られる収益も大きくなります。
取引の度に発生するスプレッドが気になるという人もいますが、スイングトレードではスプレッドがあったとしてもわずかなpipsにしかならないので、どの通貨ペアを選んでもそう変わりません。
いくつも条件をつけると選択肢が少なくなってしまったり、迷っているうちに時間ばかり過ぎてしまったりするので、どんな通貨を選んでも良いという自由さはスムーズなトレードにつながります。

スワップポイントで稼ぐ!効率よく利益をゲット

スイングトレードは、数日間ポジションを保有し続けるトレードです。
ポジションを翌日以降に持ち越すと、「スワップポイント」という利益を得ることができる場合があります。
これは異なる通貨の金利差のことで、ポジションを保有している間は利益が上乗せされていくので、何もしなくてもコツコツ稼ぐことができるのです。
スワップポイントが高い通貨のペアを選べば、それだけで大きな利益になる場合もあるのでお得なシステムですね。

スイングトレードには注意が必要!

メリットしかないように見える長期トレードですが、もちろんデメリットも存在します。
しっかりと性質を理解して、本当にやっていけるのか考えてから始めるようにしましょう。

高度な知識が必要!分析法を覚えよう

スイングトレードでは、政治や経済についての知識から値動きを予想する能力が必要となります。
「ファンダメンタルズ分析」は経済活動の状況をもとに分析する方法で、経済成長率や物価の上昇率、失業率、財政収支などの指標が使われます。
この分析から、この先の値動きを予想してトレードするというのがスイングトレードです。
つまり、現在起きている経済の動向だけでなく、国内外の政治的な動きや決定など、これからの値動きを左右する要素についても知っておかなくてはならないということになります。
元々こうしたことに興味がある人や、仕事柄、政治・経済に関わりがある人には簡単でも、FXをスタートしてから勉強し始めたという人には、ちょっと難しいかもしれませんね。
スイングトレードは「よく分からないけど、とにかくやってみよう!」と気軽に手を出せるほど単純ではないので、経済についての知識に自信がない人にはおすすめできません。
ただし、スイングトレードに限らず、どんなトレードでもファンダメンタルズ分析は役に立つものなので、デイトレードしかしない人でも知識を身に付けるメリットは大きいでしょう。
デイトレードで練習しつつ経済を学び、自信がついたらスイングトレードなど長期売買に挑戦していくというのも良いかもしれませんね。

スワップポイントが損になるかも!?事前にチェックしよう

ポジションを保有している間、利益を積み上げられるスワップポイントがあるというのがスイングトレードのおいしいところですが、通貨の売買方法によってはマイナスとなる場合もあるので注意が必要です。
マイナススワップがつく売買を選択してしまうと、ポジションを保有している間ずっと手数料として金利差を支払わなくてはいけないので、じわじわと損失額を増やしてしまうことになります。
自分が選んだ通貨ペアを売った時・買った時によって、スワップポイントがプラスになるのかマイナスになるのかを事前に調べておく必要があります。
AroonなどのFX会社では、公式サイトやアプリで通貨ペアのスワップポイントについて説明しているところが多くあります。
必ずチェックして、マイナススワップが大きい通貨ペアは長期保有しないようにしましょう。

順張りが基本!無理にエントリーしない

スイングトレードでは、相場が上昇している時に買い、下落している時に売るという「順張り」が基本になります。
トレンドに沿って売買することがスイングトレードのセオリーとなるので覚えておきましょう。
もしトレンドに乗り遅れてしまった場合は、焦らず次の好機を待ちます。
スイングトレードなどの長期ポジション保有は、次のトレードまで時間が空くので、少しくらい遅れてもエントリーしたくなるかもしれません。
しかし、これでは経済を勉強したり、相場を読んだりした意味がありませんよね。
チャンスが少ないスイングトレードでは、同じ通貨ペアでトレンドを追いかけるよりも、様々な通貨ペアを運用してチャンスを増やすと良いでしょう。

放置はNG!1日に1回はチャートを見よう

長期的なトレードは、短期の値動きを見るトレードと違って、基本的に時間に余裕があります。
毎分・毎秒変わる値動きに注目しなくてもいいので、ゆったりと構えてFXをすることができますね。
スイングトレードで行われるIFO注文は、決済されるまではキャンセルも可能です。
もし予想していなかった経済動向の急変があれば、決済までに対処できることもあります。
しかし、「長期保有だから放っといて大丈夫」とチャートのチェックもせず、経済の状況にも注目していないと、大変なことになるかもしれません。
最低でも1日1回はチャートを見て、政治・経済のニュースにも目を光らせましょう。

 

スイングトレードは、副業としてFXをする人にもおすすめの長期保有トレードです。
逐一値動きをチェックしなくても良いので、時間に余裕を持ってFXのトレードができますが、それには高度な知識に裏付けされた値動きの予想が必要不可欠となります。
政治・経済の状況について常にアンテナを張っていることが、スイングトレードの成功のカギです。

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