FXをする上で使う言葉の意味を理解していますか?
利益を上げるためにWEBや参考書で勉強している人も多いと思いますが、専門用語が多くて大変ですよね。
言葉の意味につまづいて、また調べて、その用語説明の中にさらに分からない言葉があったりして…
永遠に知らない言葉のループになることもあります。
FXを1から勉強するという場合は、あらかじめ分からない専門用語を理解してからトレードのテクニックやロジックを調べたほうが良いかもしれませんね。
今回はFXでよく使われる用語についてご紹介していきます。
分からない専門用語は後回しにせず、きちんと理解しておきましょう。
注文の仕方に関わる用語を覚えよう!
FXでは購入したい・売却したいという条件を注文時に指定することができます。
これには4つの種類があり、それぞれ取引が成立する時期が違います。
どれを使うかによって利益の出方も変わるので、よく内容を理解しましょう。
「指値注文」とは?
買う・売る値段をあらかじめ指定して注文する方法です。
買う場合はその値段以下にならなければ取引が成立することはなく、売る場合はその値段以上にならなければ取引が成立しません。
値段が上がるのか下がるのか判断できない場合や、これ以上損失が出せないという場合に使われることがあります。
しかし、指定した値段にならないと取引が成立しないので、売買のチャンスを逃して得るはずだった利益が出なかったという場合もあります。
「成行注文」とは?
値段を指定せず、数量だけを指定して注文する方法です。
買う場合はその時の最も低い値段で注文が出されて取引が成立し、売る場合はその時の最も高い値段で注文を受け付けて取引が成立します。
そのため、値段の上下がある程度予想される場合に使われることが多いでしょう。
例えば、買う場合は値段が下がると予想される時、売る場合は値段が上がると予想される時に成行注文をすれば、より有利な値段で取引ができます。
なお、損切りの場合は必ず成行注文を使いましょう。
指値注文だと、その値段になるまでに時間が掛かり、損失が大きくふくらんでしまうこともあります。
どんどん値段が下がっている時には、とにかく早く売って損失を最小限に抑えた方が良いのです。
「OCO注文」とは?
内容が異なる注文を2つ出し、どちらか1つが成立したらもう1つの注文は取り消されるという方法です。
予想通りにいけば利益が生まれ、予想に反した場合でも損失を抑えることができます。
「IFD注文」とは?
FXではチャートとにらめっこして値段の推移を追うのが基本ですが、なかには忙しくて見ていられないという人もいますよね。
こういう人には、IFD(イフダン)注文が便利です。
IFD注文とは、ポジションを建てるのと同時に決済の注文を出す方法で、例えば買い注文なら「○○円で買って、××円になったら売る」、売り注文なら「○○円で売って、××円になったら買い戻す」というのがこの方法になります。
ちなみにポジションを建てる際に指定した「○○円で買う(または売る)」という指値注文が成立しなければ、自動的に決済時の「××円で売る(または買い戻す)」という指値注文もキャンセルになります。
指値注文と成行注文は、それぞれ適切なタイミングがあります。
この注文方法を使いこなすことでより利益を狙うことができるので、2つの仕組みについてしっかりと理解しておくことが大切ですね。
上級者になったらOCO注文やIFD注文、そして両方を組み合わせた「IFO(イフダン・オーシーオー)」注文を使ってより高度なトレードをしてみましょう。
取引が成立することを表す言葉を覚えよう!
注文が受け付けられ、それに見合った注文がマッチングされたら取引が成立するということが分かりましたか?
それでは取引が成立した後の流れについて見ていきましょう。
「約定」とは?
FXの取引で売買が成立することを「約定(やくじょう)」といいます。
指値注文でも成行注文でも、約定してしまうと注文の取り消しはできません。
しかし、指値注文の場合は指定した値段に達するまでは約定されたわけではないので、注文を取り消すことができます。
「執行」とは?
注文が約定すると、ブローカーが取引の実行をします。
これを「執行」といい、FX会社によってそのスピードが違います。
また同じ買い注文が大量に出され、それに見合った売り注文が足りないという場合は、執行するFX会社の取り合いとなり、その競争に負ければ約定がなされません。
この約定力・約定率は、それぞれのFX会社のサーバー処理能力や取引している仲介金融機関の数に左右されるため、約定のスピードと約定率が異なっているのです。
「スリッページ」とは?
FX会社のサーバーが他よりも劣っていると処理が遅くなったり、仲介金融機関が少なくて対応が遅れたりすると取引が成立しないことがあります。
この場合、通常であれば全く売買が行われないということが基本ですが、時々注文した値段と違う値段で取引されてしまうこともあるのです。
これを「スリッページ」といい、取引量が少ない通貨(トルコリラなど)を取引する場合や流動性が低い時間帯(日本時間午前6時~8時)の取引、急激な価格変動が起こった時の取引に起こりやすいと言われています。
こうしたリスクのある取引をする場合には、サーバーの処理能力や抱えている仲介金融機関の多いFX会社を選ぶことが重要です。
約定力の高いFX会社を選ぼう!
今までご説明した通り、約定率が高く約定スピードが速いFX会社を選ぶことが取引をする上で有利になります。
この条件を「約定力」といい、FX会社を選ぶ際の決め手として重要なポイントになります。
利用料・手数料の有無やスプレッドの値だけでなく、約定力もチェックしましょう。
Aroon(アルーン)では、独自のシステムにより取引注文から約定まで0.37秒、約定率も99.56%となっていて、比較的高い水準のFX会社であると言えます。
こうした約定力の高いFX会社には、どんな特長があるのかまとめてみました。
約定力の高いFX会社とは
①処理能力が高いシステムがある
②サーバーのスペックが良い
③取引している金融機関(カバー先金融機関)が多い
④約定のスピードが速い
処理能力やサーバーのスペックについては、一般の人が調べるのは難しいです。
約定率・約定のスピードとカバー先金融機関の数は、FX会社によって公開されているところもあるので、この情報をもとに選ぶと良いでしょう。
Aroon(アルーン)のMT4は取引制限に注意!
Aroon(アルーン)を利用している人だけでなく、多くの人が使っているツールのMT4は通信状態により回線が遮断されたりデータ通信が遅くなったりすることがあります。
通信が途切れ途切れになった場合には、レートが急激に上下することもあり、これによって大きな損失が発生してしまうこともあります。
そのためAroonでは、あらかじめ取引ごとに決済時の逆指値指定をおすすめしています。
また、流動性が低い時間帯や市場環境が悪化した時は、銀行のレートが飛ぶということもあるため、注文が停止される場合もあります。
MT4に限らず、FX取引をする際には通信状態を良好に保つことが大切です。
特に注文の際には、家庭やオフィスの通信状態だけでなく、市場の状況にも注意しましょう。
FXは他にもたくさんの専門用語があります。
1つ1つがとても難しく、全てを覚えるのは難しいかもしれませんね。
しかし、分からない言葉が出てきたらその都度立ち止まって学習するようにすれば、もっとFXに対して理解が深まるでしょう。