FX自動売買で詐欺被害に遭わないための対策方法!見極め方は?

注意

FXでは、設定したプログラムどおりに売買を行ってくれる「自動売買システム」があります。
しかし、「便利だから」と安易に自動売買ツールを購入してしまうと、詐欺に遭ってしまう危険性もあるので注意が必要です。
FX自動売買で詐欺の被害に遭わないためには、どのように対策したら良いのでしょうか?
今回は、FX自動売買初心者に向けて詐欺被害に遭わないための対策方法と見極め方をご紹介していきます。
すでにFX自動売買ツールで詐欺に遭ったことがある人も、参考にしてみてくださいね。

FX自動売買ツール自体が詐欺ではない

まず、理解しておきたいのが「FX自動売買ツール自体が詐欺ではない」ということです。
悪質な業者もいますが、国内のFX業者は金融庁からの認可、海外のFX業者は金融ライセンスを取得して運営しています。
こうした認可や金融ライセンスを取得している業者のFX自動売買ツールであれば、安全に運用ができます。

FX自動売買ツールにありがちな詐欺手段は?

FX自動売買ツールで詐欺被害に遭わないためには、どのような詐欺の手段があるのかを知っておかなければなりません。
「こういう手段があるんだ」と事前に把握しておくことで、自分が騙されていないかを判断しやすくなります。
詐欺を働く業者は初心者をターゲットとしていることが多いので、FX自動売買を始める前に知っておくことが重要です。

それでは、自動売買ツールにありがちな詐欺手段の一例をご紹介します。

・性能に見合わない高額な自動売買ツールを販売している
・SNSやブログなどで大げさな投稿をする
・クーリングオフに応じず、音信不通になる

詐欺手段を用いる業者の多くは、TwitterやInstagramなどのSNSとブログで相手の興味を引くような画像・文章を投稿しています。
例えば、利益を出していることをアピールするために通帳口座の取引画面や札束の画像を載せていることが多いです。
「放置してるだけで簡単に1,000万円勝てた」
「これなら確実に儲かる」
など、そのツールがあれば儲かるということをほのめかしている投稿には、注意してくださいね。
読者の興味を引き、数十万円する高額な自動売買ツールを売り付けます。
「今なら安く販売します」
「○人限定でお得に販売!」
など、購入意欲を煽る文章も添えられているケースがほとんどです。
このような販売方法をされた読者は、「すぐに買わなければ」という気持ちになり、高額なツールを購入してしまいます。
そして、ツールを購入してから詐欺に遭ったことに気づくのです。
しかし気付いた頃には業者と連絡がとれなかったり、クーリングオフに応じてもらえなかったりします。
クーリングオフとは、契約しても解除できる制度です。
自動売買ツールの販売にもクーリングオフが適用されますが、契約から8日が経過してしまうと適用されなくなってしまうので注意が必要です。

このような流れで、今までに多くのFX自動売買初心者が詐欺被害に遭っています。
こうした特殊詐欺被害はなくならないので、自分で気を付けるようにしましょう。

FX自動売買で詐欺被害に遭わないための対策方法と見極め方!

それでは、どうしたらFX自動売買で詐欺被害を未然に防げるのでしょうか?
対策方法と見極め方を詳しく見ていきましょう。

SNSやブログ、広告などの記事に警戒する

FX自動売買ツールを購入する決め手となるのは、SNSやブログなどの記事です。
「ブログを読んで興味を持って・・・」
「SNSの投稿を見て自分も稼ぎたいと思った」
と、記事を読んで関心を持ち、詐欺被害に遭う人が多いのです。
そのため、FX自動売買ツール関連のSNSやブログを見つけたら、「もしかしたら詐欺かもしれない」と警戒をしましょう。
その人が本当に儲かっているのか、業者の詐欺なのかは、SNSやブログを見ただけでは初心者には分かりくいかもしれません。
そんな時は、他の詐欺被害に遭わないための対策方法と合わせて対策をしてみてください。

ツールや業者の評判を調べる

もし、SNSやブログなどからFX自動売買ツールに興味を持った場合、そのツールや業者の評判を必ず調べてくださいね。
ひと昔前は詐欺被害に遭っても被害者の声がネットに上がりにくかったですが、今は違います。
Twitterやブログなどからタイムリーに被害者の声を知ることができます。
特に有効なのは、Twitterでのタグ検索やワード検索です。
ツールや業者名を入力して検索すれば、どのような口コミがあるのか簡単に調べられますよ。
もし、情報が何もない場合も警戒しておいた方がいいでしょう。
また、安心できるツールや業者であれば、公式サイトやツールの販売ページが設けられているかもしれません。
公式サイトがあるのかも、評判と合わせてチェックしてみてください。

業者からの接触を警戒する

SNSで業者の投稿に反応をしたり、ブログでコメントをしたりすると、業者からメールやDMがくることがあります。
メールやDMが来る場合は、詐欺の可能性が高いです。
もし、怪しい内容のメールもしくはDMが来たら、返信しないようにしましょう。

高額な自動売買ツールを購入しない

自動売買ツールは、無料のものと有料のものがあります。
優良な自動売買ツールでも、数千円~数万円で購入できます。
どんなに高性能で利益が出ると謳っているツールでも、10万円以上するものは購入しない方が良いです。
相場からかけ離れた金額の自動売買ツールは詐欺の可能性が高いです。
初心者は詐欺被害に遭わないためにも、FXで失敗しないためにも、無料のツールか安いツールから試してみてください。

FX自動売買で詐欺被害に遭った時の相談先は?

FX自動売買ツールを使った詐欺は、自己解決が難しいです。
なぜなら、問題を解決するために事実確認をしたり情報を集めたりしなければなりません。
また、費用も時間もかかってしまいます。
自分で解決しようとして、事態が悪化してしまうことも珍しくないので、そんな時には、専門家に相談をすることが大切です。
FX自動売買ツールを購入して詐欺被害に遭ってしまった時の相談先を4つご紹介します。

独立行政法人国民生活センター 消費生活センター

消費者生活センターでは、商品・サービスを購入して問題があった場合に専門の相談員が相談に乗ってくれます。
消費者ホットラインから電話、もしくは全国各地の消費者生活センターに直接相談が可能です。
業者にクーリングオフを断られた場合や返金に応じてもらえない場合などにおすすめの相談先です。

適格消費者団体

多くの被害者がいる場合に「差止請求権」を行使してくれるのが、適格消費者団体です。
内閣総理大臣の認定を受けている法人で、令和4年6月の時点で全国に23の団体が存在しています。

警察

犯罪レベルの詐欺に遭った場合は、警察へ相談するのも1つの手です。
多くの被害者が出ているケースでは、警察が動いてくれるかもしれません。
日常生活でのトラブルを相談するための「警察相談専用窓口」9110へ連絡してください。
警察が対応できないケースの場合には、他の相談機関を紹介してもらえます。

弁護士

有料となってしまいますが、弁護士にも相談が可能です。
裁判を考えている場合や業者と交渉をしたい時に戦力となってくれます。

 

FX自動売買ツールを使った詐欺は、昔からなくなりません。
その手段は、SNSやブログで読者の興味を引いて、高額な自動売買ツールを購入させる手口がほとんどです。
こうした特殊詐欺被害は後を絶たないため、FX自動売買で稼ぎたいなら詐欺に遭わないように自分自身で気を付けなければなりません。
もし詐欺被害に遭ってしまった時には、適切な相談窓口へ早めに相談をしてくださいね。

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