伝説的手法!?「ピラミッディング」は意外と簡単だった

  • 21/11/2022
  • FX
FX,自動売買

FXで効果的な手法はいくつかありますが、なかには莫大な利益を上げてしまったことのある伝説的な手法が存在します。
多くの投資家や数学者が研究し、理論や計算をもとに編み出した手法であると聞けば、初心者には難しい印象があるでしょう。
しかしそんな手法の一つに、初心者でも簡単に実践できるものを見つけました。
今回は、「ピラミッディング」と呼ばれる手法について解説しましょう。

チームには未経験者も!FXトレーダー軍団「タートルズ」とは

「ピラミッディング」を解説する前に、それを一躍有名にしたトレーダーチームをご紹介します。
シカゴ最強と謳われた伝説のトレーダー リチャード・デニスは、数理論理学の権威 ウイリアム・エックハートと手を組みました。
さらにここに23人のFX未経験者が集まって、FXトレーダーチームを結成します。
FXと数字の専門家、そして「FXって何ですか?」という全くの素人が結成したチームは「タートルズ」を名乗り、ある手法の実験を始めました。
すると、なんとたった4年半で100億円以上の利益に!!
このチームの偉業はウォール街でも有名になり、「タートルズ」が行ったピラミッディング手法が注目されました。
この手法を使えば、FX未経験者から億万長者になるのも夢ではないかもしれません。

ピラミッディングは世界で認められている?トレンド相場で活きる手法

ピラミッディングという手法は、多くのトレーダーから支持されています。
世界的な大物トレーダー、国内大手FX会社の社長もピラミッディングを推奨しており、かなり評価の高い手法です。
この手法は基本的にトレンド相場の時に使い、トレンドが長く続けば続くほど大きな利益を期待できるでしょう。
初心者もやり方を覚えておけば、利益を上げられるようになると思います。

ピラミッディングは何をするの?含み益に注目

ピラミッディングで利用するのは、保有しているポジションの「含み益」です。
含み益とは、保有しているポジションに発生している利益のことです。
ポジションを決済して初めて利益を手にすることになりますが、決済するまでの未確定利益を「含み益」といいます。
含み益が増えるのに合わせ、さらに同じ方向でポジションの買い増し(売り増し)をするのがピラミッディングです。
ちなみにピラミッディングという名前は、このロット数が減っていくことに由来します。
最初が一番大きいロット数、後半に向かって段々小さくなるので、ピラミッドの形を連想させるそうです。

いつ使えば良いの?トレンドが長引く相場を見極めよう

先ほども解説しましたが、ピラミッディングはトレンド相場によって利益を生みます。
さらにトレンド相場が長引く時にこそ、真価を発揮するでしょう。
FXのチャートは、上下を繰り返しながら進んでいきます。
しかし長い目で見てみると、同じ方向へまっすぐに伸びているようにも見える時があります。
その流れが数日にわたって続けば、トレンド相場です。
さらに数週間、数ヶ月続けば「今回のトレンド相場は長引いているな」と判断して良いでしょう。
一度トレンドができると、そのまま同じ方向へ突き進むことが多いといわれています。
ここでは詳しく話しませんが、トレンドが続くのは理論的にも証明されている現象です。
トレンドの発生を見極めれば波に乗れるので、チャート分析は欠かせません。

ピラミッド

ピラミッディング手法は3種類!ロット数の大きさに注目

ピラミッディングは、3つの方法に分けられます。
ロット数の違いによって分類されているので、覚えておきましょう。

①スケールダウンピラミッディング

買い増し(売り増し)するロット数を、徐々に減らしていく手法です。
最も基本的な方法であり、初心者にもイメージしやすいと思います。
初めてエントリーする時が3ロットだったら、次は2ロット、次は1ロットと少しずつ小さくしていきましょう。
トレンドはいつ反転するか分からないため、同じ方向での買い増し(売り増し)は少なからずリスクがあります。
少しずつロット数を小さくしていけば、損切りをすることになったとしてもダメージを最小限にすることができるでしょう。
利益は小さめになりますが、失敗した時のことを考えれば安全性の高い方法です。

②逆ピラミッディング

スケールダウンピラミッディングとは反対に、買い増し(売り増し)するロット数を徐々に増やす方法です。
最初のエントリーではあまり大きくせず、1ロット、2ロット、3ロットと増やしながら追加していきます。
初めの買い増し時点でトレンドの反転が起こったら、すぐにピラミッディング手法を中断すれば大きな損失になりません。
最初から大きなロット数をかけるスケールダウンピラミッディングよりも、様子を見ながら買い増し(売り増し)できるという利点があります。
しかし、後半になればなるほどロット数が大きくなるため、途中でトレンド転換すれば大きな損失になるでしょう。
買い増し(売り増し)のタイミングや、利確のタイミングが掴みにくいので上級者に向いています。

③イコールポジションピラミッディング

買い増し(売り増し)のロット数を常に一定にする方法です。
①や②は徐々にロット数を変えていましたが、この方法では最初のエントリーと同じロット数で買い増し(売り増し)していきます。
毎回同じロット数でトレードしている人は、ピラミッディングを選択しているいないに関わらずこの方法でトレードしていたことになるでしょう。
①よりも大きな利益が期待でき、なおかつ②よりも損失を抑えられる良いところ取りの方法です。

初心者にもできる?おすすめの手法はどれ?

3種類のうち、初心者がピラミッディングをするならどの方法が良いでしょうか。
逆ピラミッディングでは、最初よりも最後の方に懸けるイメージです。
しかし、トレンドは発生時よりも後半の方が反転するリスクが高いと思われます。
トレンド終了のシグナルをキャッチできる人でなければ、難しい手法でしょう。
初心者におすすめなのは、スケールダウンピラミッディングとイコールポジションピラミッディングです。
スケールダウンピラミッディングでは最初の買い増し(売り増し)が大きくなりますが、もし「最初から大きく賭けるのは不安・・・」と考えるのであれば、最初の買い増しは小さくてもOKです。
最初の買い増し(売り増し)で様子を見て、トレンド相場に乗っているなと感じた時からスケールダウンピラミッディングを始めると良いでしょう。
また、トレンドが長引くともすぐに終わるとも判断できない状況にあれば、同じロット数をかけ続けるイコールポジションピラミッディングもおすすめです。
いずれにしても、ダメだったらすぐにやめられるので心配しなくても大丈夫ですよ♪

どこでエントリーすれば良いの?「押し目買い」と「戻り目売り」を理解しよう

ピラミッディングでは、買い増し(売り増し)するタイミングが重要です。
押し目買い・戻り目売りの時にエントリーしましょう。
「押し目」とは、上昇トレンドの最中に一時的に見られる下落のことです。
ずっと上昇しているように見えても、あるタイミングでガクッと下がることがあります。
この時にエントリーすれば、かなり安い価格で購入できますね。
これを「押し目買い」といいます。
反対に、下降トレンドの最中に一時的に上昇するタイミングは「戻り目」です。
この時に売りでエントリーすれば、あとで買戻しする時にお得になります。
これが「戻り目売り」です。
ピラミッディングでポジション追加をする場合は、押し目と戻り目に注目しましょう。

 

いつもなんとなくポジションの買い増しをしていた人は、ピラミッディング手法を意識してみましょう。
同じタイミングでエントリーしていても、利益の出方が違うかもしれませんよ♪

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